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名を呼ぶ
更新:2012/03/03
修正:2012/03/07
※主人公の名前『一之瀬 恭平』。とても我が家の主人公設定。



「じゃあ、また明日、りせ」

「気をつけて帰ってくださいね」

「うん。きょん先輩、直斗くん、また明日ねー」
「……俺たちも帰るか」
「……あの、先輩」
「なに?」
「久慈川さんに『きょん先輩』って呼ばれてますよね」
「あぁ。小さいころニックネームで『きょん』って呼ばれてたって話をしたら、気に入ったようで。あれで定着した 」
「そうなんですか。なんかいいですね、それ」
「……直斗も呼んでみて」
「……え?」
「嫌?」
「い、いや、では」
「じゃあお願いします」
「……」
「…………」
「……き、きょ」
「…………」
「……きょん、せ……」
「…………」
「……きょん、せんぱい……」
「よくできました」
「……ふぅ」
「じゃあ次は『恭平先輩』にチャレンジ」
「えっ次あるんですかッ!?」
「それが嫌なら呼び捨てでも可」
「ハードル上げないでください!!」
「ハードル下げたつもりだったんだが……まぁ、俺的には『恭平先輩』推奨かな」
「な、なんでですか」
「なんか、クるものがある。というかロマンだよn「絶対呼びません!!」
「……」
「……」
「それは……残念だ……」
「……見るからにガッカリしすぎです」
「……」
「……すみません。訂正します」
「……?」
「い、いつか……ちゃんと名前、呼べたるよう尽力するので……それまで……待っててくれませんか……?」
「……うん。……楽しみにしてる」






りせからは主人公をニックネーム+先輩呼びしてるイメージからの延長線妄想。きょんは某ハルヒからではなく、某果物籠の印象が強いです(とてもどうでもいい)。
直斗は卒業してからも先輩呼びで、助手として働くことになってから「助手なのに先輩はおかしいだろう」ってやっとなる……ぐらいのペースが理想。ってことをSSにしたかったんだけど我が家のネタすぐて憤死。けっきょくイチャついただけ。あれデジャブ。

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