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この想いは、自己防衛の産物?
 ...ロロ→(←)ライ
僕はその言葉に
  ...ロロ→(←)ライ(上の続き)
それって、も し か し て 。
  ...スザ→←ライ
行くなって言って?
  ...ロロライ
二度目の告白
  ...ルルライ
隣は、アナタ。
  ...ルルライ












*暴力表現あり





「がっ……は、っ……!!」
「苦しいですか?」

首を絞めあげられ息が詰 まる。手足は拘束衣で制限されうまく身動きがとれない。苦しさにも身をよじるしかできなかった。
まただ。彼はいつのまにかこの部屋に入ってきている。
見慣れたアシュフォード学園の制服。自分も正規ではなかったが袖を通していたものだ。
自分より数歳は幼くみえる愛らしい顔の少年。
しかし 今は作りを台無しにする無表情。少し細められた冷たい眼が、射抜いてくる。視界が揺れる。酸素が足りない。
求めても喉か微かに悲鳴を上げるだけだった 。
そこでゆっくり指を解いた。
酸素を求めて咳き込むように吸いこむ。

「みんな、貴方のことは忘れてます。覚えていても、こんな場所 に居るなんて思いもしないでしょうけど」

此処は彼が唯一教えてくれた情報によると学園内部の地下らしい。コンクリートに四方を固められ、外へと 繋がるのはドア一つのみ。
そんな場所に監禁されて今何日目かわからない。
太陽光を受けないと人間の体内時計は狂う。
外の景色すら見れない この状況では朝か昼か夜か、それすらわからない。

大きく息をしながらセリフを聞き入る。彼の話でしか情報は得られない環境にある。一字一句聞き 逃すことはできない。
どんな力を使ったかわからないが正直、心配をかけていないなら好都合だった。
これ以上、ミレイさんたちに心配も苦労もかけ させたくない。生きていれば十分。
自己満足でしかないが、僕は嬉しい。
それよりは黒の騎士団だ。
ゼロは、カレンは、みんなはどうなったの か……――

「……気に入らない」
「!!」

そこで拘束衣をはだけさせられる。胸から肩にかけて赤く大きなひしゃげていた傷に、 なぞるよう舌をはわす彼。
生暖かくぬるりとした刺激に背筋が震え、鳥肌が立った。
この少年よってつけられた傷。
神根島で出会い、そして死 を覚悟した時に負った傷。

もう醒めないはずが、気がつくと此処にいた。
そして時々、此処にこの少年は訪れる。ドアの前までは気配が察知で きるが、いつの間にか目の前にいる。今日みたいに首を絞められたり、床に蹴り出されていたり。
暴力が挨拶がわり。慣れそう、にはない。

こ の少年はギアス所持者。そうなれば説明がつく。
脳へ何らかの景況を与える……それがギアスなのだから……体感時間を止めていると考えたほうが早い。

「く……ぁ」

傷はまだ完治しておらず、無駄に動けば開く。脱出はまだ無理だ。
この少年に自分のギアスをかければどうにかなるかも しれない……が、この少年の方が発動スピードが格段に早い。
無闇に動けばどんな目にあうか……――

ガチッ――!

「ぐあ ゛ぁッ――!!」

少年が傷口に歯を立てた。その痛みに悲鳴があがる。血がにじみ出ている。

「何……考えてるんですか?」

その血をまた舐めとる。赤い舌に妖艶さもあるが、それに増して恐怖が込み上がってくる。
それが伝わったのか、彼は逆に口元をほころばせた。

「逃げようなんて無駄ですよ、此処からは出れない」

そして視線を同じ高さに。少年が話す時に顔を近づけるのがクセなのか、吐息が感じられるぐ らい近い。

「出して、あげない」

しかしいつもドキリとさせられる。大きいなピンク色の瞳。それを縁取る長い睫。細い髪がサラリと流 れる。
可愛らしい、と怯えながらもまだ思える自分は、気が狂い始めているんだろうか。

ならば……――

「あなた、 は……僕のオモチャだ」

なら、ば……――

「僕だけの、オモチャだ」

彼が笑っているのに、


「どう遊ぼうが、どう壊そうが……」

いつも、すがるような目で僕を見る――と思うのも……――

「……僕の勝手 、だよね?」

――僕の行き過ぎた『気違い』から、なのか。


この いは、自己防衛の産物?
(彼が僕を必要としている、)(なんて妄想に囚われるのも)(気狂いなだけ、か)
ロロ→(←)ライ。
ギアス篇ロロ殺傷END後R2沿い。LC始める前に書いてたブツ。なのにライ視点という無謀産物。


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※血注意。




キュィイーン……――

扉のロックを解除後、まずはギアスを発動。

けして広く ない部屋奥の簡易ベッドの上で猫のように丸くなり寝息を立てていたアレ。

「……なんだ、寝てるのか」

今日はどんなふうに痛めつけて 挨拶しようか考えてたのに。
顔をのぞき込む。目隠しもしてあるので元からあの瞳の色は見えない。それを抜きにしても端整な顔立ちをしてる。綺麗な銀色の髪。此処に縛り付けた当時より、当たり前だけど少し伸びた。

「――……ん…」

もうギアスは解けたらしい。アレが身じろぎすると銀 色が白い首筋を流れた。目に毒だな、なんて他人ごとみたいに思う。

「………んん……」
「……」

まだ起きそうにない。な んだ、この警戒心のなさ。監禁されてるのに、自覚ないのだろうか。

「――……」

指で首筋をなぞる。紅い筋が伸びて掠れてく。
血。もちろん返り血。
僕が血を流す、なんてそんなヘマしない。
じゃ、なんで返り血は浴びるんだろう。気持ち悪いし、処理が大変なのに。

次に頬を撫でた。ベットリと手に沿って紅にまみれる。次は額の髪を払うように、ゆっくり撫でる。

白が、銀色が、紅に汚れてく。

ゾクゾクした。
欲が溢れてくる。
優越。支配。高揚。

他人の血じゃ、物足りない。

自分の親指の腹をナイフで傷つける。 傷口から血が滴る。一滴も零さないように、アレの唇に乗せた。

綺麗だった。血で汚れて、とっても綺麗。
女みたいな顔に紅が差して。ますま す美しい。

欲望はもう抑えきれず唇に唇を這わす。血も唇も堪能する。
てつくさい。あまい。
きもちわるい。やわらかい。
全てが 混じりに混ざり、溶けていく。

「ふ……ん……はっ」

やっとお目覚めらしい。名残惜しく口を離した。口にまだ広がる、血の味。

「……?」

状況が理解できていないようで辺りを伺っている。乱暴に目隠しの布を取り払ってやる。
紺色の、深い海底のような目を細 めた。ゆっくり、そして大きく開く。

「……お前ッ……血……?!」

器用に上半身だけ起こして、狼狽しているように見える。
何 を焦っているんだろう。アレは。

「返り血、ですよ。ただの」

怯える、と思った。血塗れた顔で、そそられる表情をすると 。

でも――

「―――そう、か」
「――……」

アレは、確かに安堵した。
目を細めて 口元は微かに笑む。笑った。初めて見る。
僕は目に見えて動揺してしまったに違いない。アレが不思議そうな目で僕を見る。しかし深くは聞こうとしないよ うで違う質問をしてきた。

「……なぜ落とさないんだ?」
「うるさいっ……関係ないでしょ……!」
「……殺しは楽しいか……? 」
「これが仕事なんですよ、これが僕の生きる意味なんですよ」

感情的になりすぎてる。

「これが!僕が生きてるという意味なん だよッ!!」

冷静にならななきゃ。いけないのに。なのに。

「それは……――」
「っ……」
「……悲しい、な」
「… …――」

また、笑った。今度は目を伏せて、少し悲しみをはらませて、笑う。
ああ、なんでこんなにも。

「血は、寂しくな らないか」

その言葉に身が固まる。
動けない。僕がギアスにかかったみたいだ。

「身震いしそうなぐらい冷たくて、 見も知らない相手なのに……一人にになってしまったと、取り残されたと思わないか。自分で殺しておいて」

普通なら、ここで止めさせるのに 。
わかったふうに言うな、と。
殴るでも、蹴りつけるでも、暴力にものを言わせて、黙らせるのに。

「――寂しく、ならないか」

なんで、そんなに……僕の感じていたことを寂しそうに囁くんだよ。

「僕は……『私』は、……なったよ」


何故、こんなにも『心』をかき乱すんだよ。

キュィイーン……――

ギアスを発動させて、押し倒した。
アレの肩に顔をう ずめた。白い拘束服にもベッドにも、血が移る。汚してしまった。でも本当の意味で、穢れない君。

ひとりじゃなかった。
同じ想いが、 もうひとりいた。
これで、ふたりだ。
『独り』じゃない。
僕は『一人』だった。

ただ、静かに歓喜した。
胸が、目が、頭が 、熱い。

「――……?! お前……」

ギアスが切れ、アレが驚く。押し倒された現状にさ、僕がこんなことしている状況にか。
しかし、何も言わなかった。ただ黙った。
だから僕が投げつける。
相手の思うつぼなのかもしれない。そう頭の隅で警告が鳴るから。


「……優しい、言葉を吐いたって出してあげませんよ」
「構わないさ」

即答だった。
諦めではなく、たぶん……企みでも なく。

「……お前が、独りにならないなら」

僕は強く、服を握った。
今はどうでもよく、漬け込んでしまおうと思っ た。

頭上で「そうか」と干渉に浸るような声の独り言。

「……私も、独りじゃなかったんだな」



僕はその言
(冷たい血などではない、熱いものが頬を伝わっていく)


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※セリフのみ


「優しい人間は、片想いになるらしい」
「……何、それ」
「ユーフェミア様がおっしゃってた」
「ユフィ、が……ねぇ」
「自分の一方的な想いで、相手を縛りたくないからだろうか」
「自分の一方的な想いが、相手を傷つけるからじゃないかな」
「……そうか」
「そうだよ、きっと」
「スザクは、」
「うん」
「片想 い、したことあるか?」
「……うん」
「……そうか……」
「ライ、は?」
「…………ある」
「……そう」
「……」
「……」


それって、 し か し て 。
(自分?、なんて聞けない)(優しいんじゃない。臆病、なんだ)
特派ルート。ユフィとの対話で『優しい人は恋をしても――』より。現在進行形中の想い。初々しくてもどかしい二人が、書きたかった。満足。 スザクは白でも黒でもいけます←


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セリフのみ。ちょっと期待したロロ。




「出かけるのか」
「うん。兄さんと」
「そうか」
「バイクで一緒にツーリング」
「そうか」
「デパートでお揃いのグッズ買おっかな」
「そうか」
「最後に映画館で人気のラブストーリー見てから……」
「そうか」
「………………」
「……何だ?」
「ばーか」
「………………は?」
「朴念仁。若白髪。爆発天パ」
「おいおい」
「……」


くなって言って?
(何でわかんないかな)(だから、何が?)(察せよ、ばーか)
ロロ、嫉妬してほしかった。
ライはロロがルル好きなの認めてるので気にしない。ライの器はデカいのでそう簡単に嫉妬してくれません←


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ルルライ。しかしライが受けっぽくありません。




「ノーコメント」

生徒会室に入ってきたルルーシュの 第一声。
書類の仕分けをしていた僕の横の椅子に腰掛け、足組み。不機嫌そうな顔。

「えー、いいじゃん。それぐらい減るもんじゃないし」
「そういうのは心に留めておくものだ」

あとに続いて来たリヴァルはルルーシュの反対側真っ正面に座る。
僕は今日の分の書類を二人の前に 馴れた手つきで置いた。

「何でそんなに言いたくないんだよ?」
「気分じゃない」

退屈そうにその話題は飽きた、と言わんばかり の声色。さっさと書類に目を通し始める。

「折れてくれよ〜、会長に頼まれちゃってさ〜」
「だから気に食わないんだよ」
「……そうだ !ライも聞いてくれ?な!?ルルーシュなかなか折れてくれなくてさぁ!」

話をふってきた。何についてか内容を知らない僕に何を尋問しろというの だ。
横目ではルルーシュが睨んでいる。無言なのでちょっと怖い。
しかし焦りもその瞳の奥に見えて、興味もわく。

「聞くだけ無駄な、 くだらない話だ」
「初恋を聞いても頑なに答えてくれなくてさ。そうなると、聞きたくなるだろ?人間の性で」
「おいっ……!」

あっさ り暴露される。
初恋。あぁ、なるほど。初恋ね。ルルーシュが言いたくない理由。僕がいるから。今の恋人は僕だ。昔の恋であろうとも、聞かせたくなかっ たんだろう。

「初恋は実らないものだ。それに今は想ってるわけじゃない。ならいいだろ、ただの思い出としてしまっておきたいんだよ」

本当に嫌そうな、それでもって気迫ある顔で彼を睨みつけた。さすがきリヴァルも怯んで脅えてる。
そう凄みながらも、内心狼狽えてるのだろう。机の下 で手を握ってきた。その行いはリヴァルの角度からでは見えない。

細くて白い指。僕もそれに応じて絡める。冷たい指先から伝わる暖かい想い。

大丈夫、心配なんてしない。

そんな思いを込めて微笑んでみた。ルルーシュは拗ねたように(僕には見える。リヴァルにはただバツ悪そうな顔 に見えたかな?)視線をふった。
君の『好き』はわかりにくい。でも僕はそういう不器用な表情もまとめてルルーシュが好きなんだけどね、なんてノロケたい 気分。

「そ、そうだ!ライはどうなんだっ?」
話の流れを変えたかった、また僕にふる。でも直ぐに眉を下げた。

「あ、……ゴメ ン、記憶思い出せないのに」
「いや。初恋なら」

えぇっ!?とオーバーリアクションをとる級友はさて置き。

「……ほぅ……記憶 、戻ったのか」

平常心で笑ったつもりだろうが握られた手に若干力が入った。顔もいつもより強ばっている。演技は上手いんだけど、ツメが甘いんだ よな、僕の恋人は。

「ううん。昔は、さっぱり」

その答えに、疑問符を散らばらせるリヴァル。

「でも、初恋は…… 」
「あぁ。つい最近だからね」

リヴァルもルルーシュも目をまん丸くして驚く。
結構間抜けな反応だな、なんて笑いながらも手を強く、 最大限の想いを込めて握り返した。
他人を前にしての愛の囁き。

「僕の初恋は実ったよ、ルルーシュ」




(ただの『ライ』となって初めての恋。相手はもちろん君だよ)
ルルライじゃなくてライルルだよ、これじゃ。

管理人の気持ちはルルライなんです。許して←。
つかライがタラシなんd(殴)
甘く、してみた…orzが、頑張った…つもり…(目が泳ぐ)ちょっと不完全燃焼。
特区成立、その際にギアスバレ。ブリ篇だけど恋人はルルーシュ…ってのを書きたかった…←←。
でも長くなりそうですんなり止めました。しかもその設定 だと相手スザクとなんら変わりないじゃん、みたいな←。
『p/u/p/p/y l/o/v/e』を題材に妄想。あれはルルライソングだと(なんとなく勝手に)思ってます。


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黒の騎士団ルルーシュED後

「今日も会長は大騒ぎだった」

ゼロへの定期連絡……もとい、ルルーシュへ今日の皆の状況を伝えるラ イ。
仮面を外し、赤と紫のオッドアイで書類に目を通しながら微かに笑うルルーシュ。

「変わらないな、あの人は」
「リヴァルはノリノ リでそれにつきあってた」
「いつもの調子か」
「スザクも久しぶりに来てた。アーサーと一緒に」
「学業も騎士も続けるとは……やはり真面目 だなアイツは」
「ニーナ、ブリタニア本国の有名な研究施設に引き抜かれたらしい」
「さすが彼女だ。きっとこれから様々な功績を上げるだろうな」
「……シャーリー、今も楽しそうに生活してる」
「そうか……よかった」
「…………ナナリー」

そこでルルーシュの手がピタリと 止まった。ライは躊躇しながらも言葉を続ける。

「……いつも空元気で。笑顔がまだ、ぎこちないんだ」
「……」

ルルーシュがゼ ロとなりもう半年が過ぎ、幾分か平安を迎えつつある行政特区日本。
紅い瞳に映る、刻まれた力――ギアスの暴走により、もう彼が学園へ戻ることはできな くなってしまった。

一方半分日本人の血が流れ、しかも黒の騎士団であるライは行政特区日本への移住を決めたが、今まで記憶を失っていた自身を匿 っていてくれたアッシュフォードへ恩義がある。
その恩を返さずの移住は仇でかいすようなものでは? そう悩んだライだったが、ルルーシュにより後押しさ れ卒業までは生徒会の手伝いなどをすることになった。
特区にはまだ問題が山積みであり、ライも日々顔を出せる状況ではないが隙を見つけては訪れていた 。そしてその日には必ず皆の様子をルルーシュに伝えるようにしている。

「……ごめん、困らせるつもりはなかった……」

眉を曇らせた ライを、ルルーシュは強い光を持った瞳で、しかしどこか憂色を濃くした表情で見つめた。

「ナナリーには電話越しにではあるが『しばらく帰れない 』と伝えた。悲しませてるのは胸が痛む。しかし……」
「……」
「……これが、俺の今までやってきたことの代償でもあるのだろう」
「……じ ゃあ、ルルーシュ。もう一つ……困らせていいか?」
「?」

そこでライは一拍、間をおきルルーシュを見つかえす。

「…………君 のいない学校は、やはりつまらない」
「――――」
「つまらない、いや、物足りない。僕には君がいてこそ、学園での生活は輝いて見えていたんだ。 ……それは、みんなにも言えることだと思う」

ルルーシュが戸惑いながらも、少し頬を緩めた。
そしてライの心の動きを読み取ったのか、彼の 銀色の髪をさらりと撫でる。

「……ライ」
「今、君と共に歩めているのが嬉しい。それは僕が黒の騎士団のメンバーであり、ギアス所有者。
そして互いに受け入れたから。だけど君を受け入れる人は、君を理解してくれる人はたくさんいる。
……僕は、君と似た境遇であるというのをいいことに 、皆から君ってしまったんじゃ……!」
「ライ」

先ほどより強く、彼の名を呼ぶ。ライはゆっくり視線を外し、口を噤んだ。
記憶を無く し周りの温かさに触れ、酷く罪悪感が心を支配しているのだろう。
そんなライを落ち着かせるかのように指先は優しく、頬をなぞった。そしてルルーシュは 問いかける。

「……迷っているのか?それとも後悔しているのか?俺とこれからを行くことを。これまで来たことを」
「!? そんなわけないだ ろ!?僕には君がいないと……!」

驚きに満ち目を見開いて反論するライから感じ取った想いだけで十分だったか、口づけをして言葉を塞いだ。
触れるだけの、子供じみたキスだったがライは耳まで赤くしてもの言わなくなる。

「俺も、お前にいてほしい。……お前じゃないと……ダメなんだ 」

一言一言をゆっくり語る。ライに言い聞かせるように。

「……ルルーシュ」

彼がゆっくり身を寄せた。ルルーシュも大事 なものを守るよう、優しく包み込むよう抱きしめる。

「自分を責めるな……ライ」
『苦しめて、すまない』という言葉だけは、飲み込んだ。

「……いつまでも、俺の傍にいてくれ」



隣は、ナタ。
( いつか語れる日がきたら)(共に、会いに行こう?)
リベンジ・ルルライ。
あ、甘くしてみたした…!でもシリアスっorz。最初のうちはもっと甘くなる予定だったんだけどな。
あの状 況になったら学園にいけないから……と思って書いてみました。サングラスか眼帯でもしてけば会えますよね。
でもユフィへ無意識にあんなギアスをかけて しまったのがトラウマになって素顔で対面することに恐怖心があるのかもしれない。……なんて色々妄想を膨らませてみる。


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