ルルライ。しかしライが受けっぽくありません。
「ノーコメント」
生徒会室に入ってきたルルーシュの
第一声。
書類の仕分けをしていた僕の横の椅子に腰掛け、足組み。不機嫌そうな顔。
「えー、いいじゃん。それぐらい減るもんじゃないし」
「そういうのは心に留めておくものだ」
あとに続いて来たリヴァルはルルーシュの反対側真っ正面に座る。
僕は今日の分の書類を二人の前に
馴れた手つきで置いた。
「何でそんなに言いたくないんだよ?」
「気分じゃない」
退屈そうにその話題は飽きた、と言わんばかり
の声色。さっさと書類に目を通し始める。
「折れてくれよ〜、会長に頼まれちゃってさ〜」
「だから気に食わないんだよ」
「……そうだ
!ライも聞いてくれ?な!?ルルーシュなかなか折れてくれなくてさぁ!」
話をふってきた。何についてか内容を知らない僕に何を尋問しろというの
だ。
横目ではルルーシュが睨んでいる。無言なのでちょっと怖い。
しかし焦りもその瞳の奥に見えて、興味もわく。
「聞くだけ無駄な、
くだらない話だ」
「初恋を聞いても頑なに答えてくれなくてさ。そうなると、聞きたくなるだろ?人間の性で」
「おいっ……!」
あっさ
り暴露される。
初恋。あぁ、なるほど。初恋ね。ルルーシュが言いたくない理由。僕がいるから。今の恋人は僕だ。昔の恋であろうとも、聞かせたくなかっ
たんだろう。
「初恋は実らないものだ。それに今は想ってるわけじゃない。ならいいだろ、ただの思い出としてしまっておきたいんだよ」
本当に嫌そうな、それでもって気迫ある顔で彼を睨みつけた。さすがきリヴァルも怯んで脅えてる。
そう凄みながらも、内心狼狽えてるのだろう。机の下
で手を握ってきた。その行いはリヴァルの角度からでは見えない。
細くて白い指。僕もそれに応じて絡める。冷たい指先から伝わる暖かい想い。
大丈夫、心配なんてしない。
そんな思いを込めて微笑んでみた。ルルーシュは拗ねたように(僕には見える。リヴァルにはただバツ悪そうな顔
に見えたかな?)視線をふった。
君の『好き』はわかりにくい。でも僕はそういう不器用な表情もまとめてルルーシュが好きなんだけどね、なんてノロケたい
気分。
「そ、そうだ!ライはどうなんだっ?」
話の流れを変えたかった、また僕にふる。でも直ぐに眉を下げた。
「あ、……ゴメ
ン、記憶思い出せないのに」
「いや。初恋なら」
えぇっ!?とオーバーリアクションをとる級友はさて置き。
「……ほぅ……記憶
、戻ったのか」
平常心で笑ったつもりだろうが握られた手に若干力が入った。顔もいつもより強ばっている。演技は上手いんだけど、ツメが甘いんだ
よな、僕の恋人は。
「ううん。昔は、さっぱり」
その答えに、疑問符を散らばらせるリヴァル。
「でも、初恋は……
」
「あぁ。つい最近だからね」
リヴァルもルルーシュも目をまん丸くして驚く。
結構間抜けな反応だな、なんて笑いながらも手を強く、
最大限の想いを込めて握り返した。
他人を前にしての愛の囁き。
「僕の初恋は実ったよ、ルルーシュ」
二度目の告白
(ただの『ライ』となって初めての恋。相手はもちろん君だよ)
ルルライじゃなくてライルルだよ、これじゃ。
管理人の気持ちはルルライなんです。許して←。
つかライがタラシなんd(殴)
甘く、してみた…orzが、頑張った…つもり…(目が泳ぐ)ちょっと不完全燃焼。
特区成立、その際にギアスバレ。ブリ篇だけど恋人はルルーシュ…ってのを書きたかった…←←。
でも長くなりそうですんなり止めました。しかもその設定
だと相手スザクとなんら変わりないじゃん、みたいな←。
『p/u/p/p/y l/o/v/e』を題材に妄想。あれはルルライソングだと(なんとなく勝手に)思ってます。