NOVEL  >>  Short story  >>  SSS 
ありあわせでしかない僕らは世界を守るために
  ...葬炎&アウラ
ちょっと暴走してみた。
  ...トキオ&カイト
羽根男!
  ...カイト&ハセヲ(&バル)
カンスト
  ...カイト&ハセヲ&トキオ&司
オレ ト オンナジ ダネ
  ...カール&スケィス
絶 望 し た !
  ...トキオ&カイト&ハセヲ
黄昏の旅団、家族計画!
  ...タビー&ハセヲ&志乃
この渇きを癒すのはキミだけだから
  ...クビア&カイト


















 女神の騎士。それは勇者の代用。女神が望むのは唯一無二の、勇者。それだけ。

「大丈夫」

 酷い破損を受けた全身のデータを、包むように現れたのは光により形成された母の像。その腕と思われる光が破壊されたデータをなぞり、ゆっくりと修復させていく。

「カイト、大丈夫」

 頬に光が女神の指を思わせてるように、柔らかく撫でていく。はっきりと響かせる声色、それは幼子に言い聞かせるような、世界の意志。

「大丈夫、あなたは戦える」

 異物を排除するのが、ボクの存在意義。戦うしかない。戦わなければ、ボクという存在はないも同然。

「やれますね、カイト」

 女神はこういった人間のような戯れが好きだ。当たり前のことを問いかける。人間の行動、意志、思い……そんなものを感じ、見てきたからだろうか。……その問いの答えは一つしかない。

「行って、二人を連れ――あの人のように、世界を守って」

 女神の願い。その望みは、あの人オリジナル・カイトがいればボクに請われることはない。

 吼えた。それは嘆いたわけじゃない。この咆哮に含まれた意味なんてない。ただ女神に応えるだけに意志を示したのみ。
 母である光は徐々に形を失い、世界と一体となっていく。それを最後まで見守って、身体のデータを蒼い光へと変換、凝縮。

 ボクは他の蒼騎士を引き連れていく。



ありあわせでしかない僕らは世界を守るために (存在意義のために、幾たびも女神の世界へ降り立つ)


TOP


















※LinkフライングSSS。体験版をプレイして思ったこと。



「……」
「お、『女神像』じゃん。ラッキー!回復回復〜」
「……」
「……なにカイト『女神像』睨みつけてるんだよ?」
「アウラじゃないのってなんでだろう、って」
「あぁ、そういうこと」
「『女神像』って名なんだからアウラに似せてあってもおかしくないじゃないか。なのに羽根まであってまったく似てない。TheWorldの女神はアウラなのに、なんで?」
「なんで、って聞かれても……」
「アウラの恩恵で回復! とかならすんなり納得するけどさ。まさかR:Xにブラックボックスが組み込まれてないなんて絶対ありえないだろうし」
「ま、まぁ、深く考えないほうがいいんじゃないか?」
「でも.hack最終章だよ? 普段から出番の作れないアウラが主張できるのってこういう場面ぐらいじゃないか。R:2時点で眠りについて像がなくなってたけど、ここで来ないなんて」
「最終章とか言っちゃダメだって」
「それともCC社の人間がアウラを妬んで? ……過去にもアウラを成り代わろうとした人いたぐらいだし、ありえなくない話だよ」
「……おーい、カイトさーん?」
「もっと別の伏線? 実はここはTheWorldではないとか。みんな歴代の作品が集まってるって、ぼく含め年齢マズいのたくさんいるしね」
「かなりスゴいこと言ってるんだけど気づいてる? ねえ?」
「そうか……閃いた。もしかして……アウラがユニゾンPCになるとか……!」
「カイト、疲れてるんだろ? 連戦だったし、少し休もっか」
「なに言ってるんだよトキオ! アウラが仲間になればヘルバ以上のチート……もとい戦力じゃないか! 休んでなんかいられないよ! さぁ早く先に進もう!!」
「いろんな意味で戻ってこい……カイト!!」



ちょっと暴走してみた。
主に管理人が←
私はいつまでだってアウラ様が仲間になることを信じて待ってます。


TOP





















「これがハセヲのバイク『狗王』かー。カッコイイね」
「まぁな。パーツもけっこう揃えたし」
「R:1はプチグソに乗って移動したもんだけど、やっぱりこっちのほうがさまになるね。リアルでもバイク欲しいな。一回ツーリングしにいったことあるんだけど、風が気持ちよかった」
「へぇ。ツーリング……ん? バイク持ってないんだろ?」
「うん。後ろの席……タンデムシートに乗せてもらって山道を走ったんだよ」
「……」
「山道だから道がくねくねしてて、揺れるから怖かったけどバルにつかまってたから怪我もなく……ってハセヲ、どこいくの?」
「ちょっと羽根男シメてくる」



羽根男!
(このやろういい思いしてんじゃねぇよ!)
(カイトから腰につかまってきたんだ。不可抗力を主張する)
(ニヤニヤしながらよくそんなセリフをはけるな!)
(ふふん、お前にはできまい。羨ましいだろ)
(テんメェぇぇぇ!!)
無印メール内容から。タンデムシート=抱きつくかたちでつかまる?とすぐさま妄想。リアル捏造バルカイのSSネタにするはずが、バイクのカッチョイー描写が私にはできないことがわかりこっちに回しました。


TOP


















※どうでもいい雑談(カイト、ハセヲ、トキオ、司)




「……ねぇ、カンストって何の略なの?」
「へ?」
「いきなりだな、カイト」
「ハセヲは知ってるの?」
「あたりまえだろ。お前さ、長くこのTheWorldやってんのにそんなことも知らないわけ?」
「お恥ずかしながら(苦笑)」
「そのまんまの意味だろ、『完全ストップ』。だから『カンスト』」
「そうなの、トキオ?」
「え、えーと」
「……はん、まさかお前知らないんだろ。ゲーマーのくせにw」
「ち、違う、断じてちっがーーう!! カンストはカンストであってカンスト以外の何物でもない!カンストは略しじゃなくてその言葉そのものなんだよ!わかってないのはお前だ! ハセヲ」
「なんだとっ?!」
「んー、結局どうなんだろ?」
「だから、カンストはカンスト!」
「ち・が・う! 完全ストップ!!」
「なにぎゃんぎゃん吠えてるのさ……」
「あぁ、司。ちょうど良いところに。『カンスト』って何の略は知ってる?」
「カンストはカンスト! だよな!? 司!」
「完全ストップだろッ!? なぁッ!?」
「……カウンターストップ、もしくはカウントストップ……だと思うけど」
「「…………」」



カンスト
ゲームそれなりにしてる私こと管理人はつい最近まで『完全ストップ』だと思ってました、って話し(恥


TOP


















「ソラ……!」

 この『Δ 隠されし 禁断の 聖域』で、また彼と出会えた。ソラはうずくまるわけでもなく、聖堂の祭壇前でただポツンと立っていた。

「……オネエサン、モノズキ ダヨ ネ」

 昂揚もない平坦な声が聞こえて、駆け寄ろうとする脚が地に根付いたように動かなくなった。その声はソラでない。不安感を振り払うように私は警戒心を強める。
 相手を観察。ターゲットにしてみればPC名は私の知るソラであることを確信づけさせる。でも、これはソラじゃない。目と目が合うと相手は顔を歪ませていた。妙なひきつり方だ。なんなんだ、こいつ。

「誰? ……ソラじゃないのに、なんでそのPC使ってんの」
「ボク ハ ソラミョンダ ミョーン」

 ナンチャッテ、とおどけてみせてるつもりなのかもしれないが、よくある怪談で噂されるような出来の悪い人形による気味の悪い動作でしかない。関節の節々に糸で吊り上げられて動く、不気味なあやつり人形のよう。

「オレ ノ ナマエ ハ 『スケィス』」
「……スケィス?」
「ソラ デ アッテ、 ソラ デ ナイ。ソンナ カンジ」
「イミ、わかんない」
「ニンゲン ノ コトバッテ ムズカシインダ モン」

 まるで自分が人間じゃないみたいな口振り。でも誰もが本能でわかる、こいつはなかに人間がいないってことが。

「ネェ オネエサン」
「あたし、そんな名前じゃない」
「シッテルヨ 『カール』」

 あたしの名を呼ぶ。気色悪い、のにどこか惹かれてしまっている自分がいる。ホントになんなの、こいつ。

「カール、 ソラ ノ タメ ニ ナンデモ スル?」
「あたりまえ」

 すんなり答えてやると、こいつは手を何回も叩き合わせた。喜んでいるんだと、思う。手を叩きながら、また顔を歪めた。たぶん、笑ってるんだと今さら理解する。そうには、見えないけど。

「アンタ サイコー ニ イカレテル」



オレ ト オンナジ ダネ
(そうスケィスはソラの顔をいびつにさせている)
ZERO時代の捏造。
 ソラを乗っ取ってスケィスがカールと出会ってないかな、とか、三崎や潤香の人格データを取り込むことによって具白スケィスが形成させていくとか無駄な妄想の産物


TOP


















※XthについてA




「カイトすっげぇ変わったよな!チョーかっけぇ!!」
「ありがとう、トキオ」
「オレはどう? どこからどう見ても勇者って感じがにじみ出てるよな〜! そう思うだろ?」
「え、……は、ははは……あ、ハセヲ」
「ハセヲ! 良いとこにきたな!
今Xthについてカイトと熱く語ってたとこなんだけど、オレのXth「あ゛あぁん……!?」すみませんごめんなさいなんでもないですぅぅう」
「なんでもねぇなら話しかけんなこの蚊野郎」
「か、……蚊ぁあ!? オレのこと!? ねぇそれってオレのこと!?」
「あったり前ぇだろゴーグルが蚊にしか見えねぇんだよ潰すぞゴラァ」
「そんな……Xthが……蚊……蚊だなんて……あんまりだ」カグッ
「(あれはPKK時代の目つき……ハセヲ荒れてるな。なにかあったのかな……?)」
「(カイトの周り飛び回りやがってホントにあのトキオ、目障りだっての!
しかもカイトはカイトでやっとLinkで共演なのに、Xthで顔の紋様消えるとか信じらんねぇ。……べ、別に紋様が同じ! とか主張したかったわけじゃな……ちょっとどころか大いに期待したっての! お揃いとか軽く優越感だったんだっての!! あ゛ーーくそッ! むしゃくしゃする! 誰かボコりたい!! 仕方ねぇこの害虫トキオ駆除でもして気ぃまぎらわすか……!)」



絶 望 し た !
主に管理人が。その2←


TOP


















「黄昏の旅団って家族だよね」
「いきなりだな」
「オーヴァンが仕事の忙しいお父さんで、家庭を支えるお母さんが志乃さん。ちょっとやんちゃ盛りのハセヲが弟で私がお姉さん!」
「はぁ?(オーヴァンと志乃が夫婦ってのにも納得できねぇけど)なんで俺が一番下なんだよ!」
「ハセヲって弟って感じだもん」
「ならお前が姉って感じには思えねぇよ。つか勾坂は?」
「師匠は面倒くさがりだけど実は世話焼きの叔父さん!」
「ひとりだけ毛色が違うじゃねぇか」
「だって師匠は兄弟、ってイメージじゃないし」
「……まぁ、それは同意する」



「つー話しをさっきタビーとしてた」
「ふぅん」
「志乃はどう思う?」
「私? ……オーヴァンが父親ってのはそうかも。私もハセヲは弟って感じ、わかるなぁ」
「……そ、っか……」
「で、タビーはペット」
「(男として見られてねぇとかわかってたことだけどショック……ん? 今……空耳じゃねぇなら『ペット』って……ぺ、ペットも家族のひとりっていうよな、うん。……無理やり言い聞かせて納得しようとしてるわけではねぇよ、決して! 誰に言い訳してる、俺!!)……さ、勾坂は?」
観葉植物



黄昏の旅団、家族計画!!
(微笑みながらサラリと言い切る志乃はなんだか怖く)(『まだ人として見られててよかったじゃねぇか』と強引に納得してみた)
匂坂好きですよ。本当ですよ、しかしこんな扱い←


TOP


















 タウンの片隅に立つ。今か今かと、キミを待つ。さっさとこんな時間に終わりがくればいい。終日にはアウラなんて消し去ってやる。僕が腕輪を取り込んで、すべてを手に入れてやる。そのためには腕輪が必要だ。あぁ早く早くしないと気が狂いそう。腕輪、腕輪、腕輪……!!

「……あせっちゃ、いけない」

 とめどなく蠢く想いに言い聞かせるため、呟いた。
 そう、あせるな。腕輪の浸食率がまだ低い。まだ、だめだ。耐えるしかない。隣でそっと、じっと……苦痛だとしても。
 今は八相たちを使って汚していくしかない。八相、母に創られた人形たち。アウラをお前たちが消さないから、僕がやってやる。腕輪を手に入れるために、ちゃんと役にたってもらわないと。お前らもそのプロセスに協力させてやるんだ。感謝してよね、兄弟たち。

「――クビア?」
「!」
「どうかした? 何度も呼んだのに」

 姿をみせた朱い双剣士。アウラが託した、腕輪の所有者。

「……なんでもないよ……ただ、キミのこと、考えてた」

 そう、キミのこと。カイトのこと。

「……え?」

 逃がさないよう、右腕をしっかりと掴んで、この笑みが見えないよう、耳元に唇を寄せて、囁く。

「ほしいなぁ」

 黒い暗いこの想いを声に溶かして、注ぐ。

腕輪カイトが、ほしい」



この渇きを癒すのはキミだけだから
(ただ貪欲にキミが欲する)


TOP


NOVEL  >>  Short story  >>  SSS 
SSS その2 Copyright © 2011 .Endzero all rights reserved.